カモ歴史日記

史跡巡りや戦国考察など

三ヶ根山と殉国七士の墓

 今日は西三河の数少ない山である、三ヶ根山に行ってきたよ!ここは紫陽花が有名で、特に今はかなり見頃なんだ。

 大半の人は山頂付近の駐車場に停めて、紫陽花ロードと殉国七士の墓を見るぐらいなんだけど、我々(私と友人)は登山口から登ってまいりました。

 

 登山口に一応、看板はあるけど草が生い茂って凄くわかりにくい。あと道はだいぶ本格的に登山道なので、登山装備は絶対必要。一応、以下のルートで行きました。

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 登山口からはひたすら下のような山道が続く。途中、登山口と山頂を表す看板だけがある。1時間半ぐらいひたすら歩く。周りの景色もこの辺りでは楽しめない。

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 しばらく歩くと、ロープウェイ駅舎跡という石造りの建物が見える。ここでようやく景色もひらけてくる。駅舎跡は廃墟感あって、かっこいい。

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 そこから少し歩けば、途中の道にようやく紫陽花が…!心が浄化されるね。

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 だが、紫陽花ロードの名はここからが本番!見よ、この素晴らしい紫陽花を!

 町興しに数年前から始めて、7万株ほどの紫陽花が植わっているのだと。今じゃこれ目当てに多くの人が訪れるようになったそうな。

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 ここでようやく人とすれ違うように。近くには「ゆうとぴあ」という休憩所があるよ。軽食も食べれるし、中には大東亜戦争関連の物が並んでる。殉国七士の墓目当ての人はここも寄るといいよ。留魂の碑が目印。かわいい猫ちゃんもいるよ。

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 ゆうとぴあでお話を聞いてたら、車で乗せていってもらえることに。本当にありがたい…。優しさが身にしみる…。

 殉国七士は極東国際軍事裁判で絞首刑にされた東條英機以下6名のこと。まさかここにそれほど凄い場所があるなんて、思いもよらなかった…。ボランティアの方に案内してもらって、色々なお話も聞けた。紫陽花で有名にはなったけど、それ以外のシーズンは人が少ないみたいだね。もっとたくさんの人が来てくれるといいなぁ…。

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 ここからは下山に移るよ。山頂駐車場には大勢の人が訪れていて、ちょっとした賑わいを見せていたよ。

 この時、通り雨に降られたから、天気は生憎だけど紫陽花と景色は綺麗。

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 ここから観音のある参道に向かう。慰霊碑がたくさんあるのと、行基が修行したという岩や観音様があるよ。

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 観音には本尊の三ヶ根観音と、ぼけ封じの白寿観音、フィリピンで散った日本兵を供養する比島観音があって、それぞれの御朱印ももらえる。

 私のは比島観音のもの。絵は一枚一枚手書きなのだそう。

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 ここからはひたすら今まで通った道を下山していって終了。休憩含めて、計6時間ほど。歩きで行くなら時間に余裕を持って、車で行くにしても、6月7月の紫陽花のシーズンは混むらしいので注意が必要。

 登山と紫陽花と大東亜戦争の3つが堪能できるので、何か一つでも興味あるなら是非。